ブームに流されない

今日は娘と一緒に髪を切りに行ってきた。

 

しばらく前から娘に
「前髪を作りたい。」と言われていた。
ローカルの美容室に連れて行っても良いのだけれど
残念ながら、近所のローカルの美容室は
カットの技術が恐ろしいほど無い。

娘にとっては初前髪。
この年頃の女の子は繊細で
ここで失敗すると
「前髪は絶対似合わない」という
トラウマになりかねない。
初めての前髪や、初めてのパーマは
最初が肝心。

 

という訳で
私と一緒に日本人美容師のお店に連れて行った。
そこでイメージどおりに仕上げていただき
大喜びの娘であった。

 

 

次に私のカットをしていただきながら
世間話をしたが、そこで話題になったのが
「なぜ日本では一つの食べ物が異常なブームになるのか」

そう言われてみれば、私が日本にいた時も
○○ブームというものはあったが、
今はネットで簡単に情報が拡散されるので
一旦「健康と美容に良い」と紹介されると
数日でスーパーの店頭からなくなるほど
あっという間に売れるとか。

 

美容師さんはタイ料理に使うパクチーが嫌いなので
パクチーブームの時に一時帰国をし
「パクチー美味しいのに。」とか
「あそこのお店の〇〇なら、パクチー嫌いな人でも食べられるから行こう!」
と言われて閉口したそうだ。
「そもそも嫌いなものを、そこまでして食べたくないです。」
と仰っていて、そうよね!と大きく頷いた。

 

私はパクチーは可もなく不可もなくだが、
パクチーだけのサラダとか
ちょっと微妙だわ…と思う。
本当にそれが好きな方はどうぞご自由に、なのだが

それほど好きでなくても、興味がなくても
一旦火が付くと我先にと買いに走るのが不思議でたまらない。
日本にいると、あまりにも何度もネットやテレビで取り上げられるので
自分も「試さなければ。」という気になるのか。
乗り遅れたくないという心理か。

 

マレーシアに住んでいて良い事のひとつは
そういう「ブーム」と無縁でいられることだ。
そもそも国民総マイペースなお国柄なので
何かひとつの物が、異常なブームになる事が無い。
また、ブームがあったとしても
絶対にゲットしなきゃ!という風潮も無い。

極めて淡々と、マイペースを守っていける。
これが実は、とても楽なのである。

 

情報が多いのは便利ではあるが
情報に振り回されると疲れる。
人は人、自分は自分。
この線引きが、日本よりマレーシアにいるほうが
遥かにやりやすいのは事実だ。

 

何でもネットで取り上げられていることが
正しいとは限らない。
大勢の人が飛びつく物事も然りである。

何事も、まずは自分のフィルターを通してから
冷静に判断したい。
そして自分には必要ないと思えば
周りがどんなに熱狂していても
私は結構です。と言う。
それで十分ではないか。と思う。

 

 

ところで、マレーシアの果物で
臭いと有名な「ドリアン」
大昔、新宿高野の店頭で、一個1万円の値段がついていた。

ドリアンは臭いって、どんな匂いなの?
と聞かれても説明に困るが
生ゴミとチーズが混じったような、とでも言おうか。
とにかく、日本人の五感では説明のしようが無い匂いなのだが
ドリアンLoverには得も言われぬ芳香であり
トリアン嫌いには地獄の悪臭となる。

ドリアンがもし、「美容と健康に良い」とブームになったら
やはり誰もが飛びつくのだろうか。
ドリアン○○という、本家マレーシアもびっくりの
トンデモレシピや商品が開発されるのだろうか。

 

ドリアンの「あの」匂いが
日本全国に漂う日は来るのか。
大いに興味をそそられるところだ。

 

 

クアラルンプールより愛を込めて
Nana

 

 

 

 

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