スナップショットの衝撃

5月1日
日本は天皇陛下がご即位された日、令和のスタート。
マレーシアは5月1日はレイバー・デイで国民の祝日であった。

仕事も学校も休みなので
娘と二人で郊外のアウトレットモールへ出かけた。
目的は娘の服と靴を購入すること。

来月13歳になる娘は、去年から急に背が伸び
あっという間に私の背を追い越した。
それまでの服がほぼ、着られなくなってしまったので
結構な量を購入する必要に迫られていた。

 

モールはクアラルンプール中心から車で1時間以内なので
とても混み合っていた。
ローカルの人と、インバウンド客と一目で分かる人
半分ずつくらいの割合だろうか。

ほぼ半日歩き回り、娘の服を大量に購入し
私はカードケースを60%オフで手に入れた。

 

二人とも満足のいく買い物をして
歩きつかれた身体をカフェで休めていた時に、「それ」は起こった。
娘がいつの間にか私の写真を撮っていて
見せてくれたのだが
あまりの衝撃に、一瞬気が遠くなりそうになった。

私がスマホでメールチェックをしているところの
スナップショットだったが
完全に肩が前に落ち、頭も前に出ていたのである。
あれだけいつも気をつけている筈なのに、このザマは何たる事!
心の中で叫びながら、
直視したくない写真をもう一度見てみた。

見れば見るほど、情け無い姿である。
そして、胸元を掻き毟りたくなるほど
老け込んで生活感たっぷりではないか。

 

 

思わず、喉の奥で妙な唸り声を上げた私を見て
娘が不思議そうな顔をした。
「ママ、姿勢が悪くなってたから。」と言うと
彼女は ああ、と納得した様子で
「頭をプッシュします。」
と日本語で言ったのには、思わず笑ってしまった。

ほぼ、日本語を話さない娘が覚えてしまうほど
私はいつも、大きな声で「頭をプッシュ」と言っているらしい。

 

 

半日歩き回って、疲れていたのは確かだが
人間、どんなに気をつけていても
ふとした瞬間にやはり気が抜けているのだなと思った。

それでは、全く意識していなければ
どれくらいひどい状態か
想像してみていただきたい。

 

 

写真は自分では見られない一瞬を、そのまま切り取ってくれる。
見たくないような我が姿でも
それが、自分が他人に晒している姿なのだ。

どんなに美々しく装っても
姿勢が崩れては、美しさは消滅する。
(ちなみに肩が落ちると鳩尾と腹筋も落ちるので
常に肩が落ちている人はもれなく
「ぽっこりお腹」がセットになる。)

 

スナップショットに突きつけられた現実は
とてもショックであったが
これからはより一層、姿勢と頭のポジションに
意識を入れようと固く、固く誓った。

 

マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana

 

 

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