声の教育が必須な理由

私は仕事柄、毎日大勢の方とお話している。
対面はもちろん、電話の応対もあるので
少なく見積もっても、1日30人以上は必ず誰かと話をしていると思う。
この数字が多いか少ないか、はさておき
これだけ人と話す機会に恵まれるというのは
人間観察の絶好の機会でもある。

 

声の哲学を学んで以来、人の話し方を観察するようになった。
私が仕事で接客をするのは、圧倒的に日本の方が多いのだが
幼い子供ならまだしも
30代、いや40代と思われる子連れの女性が
見事なアニメ声で話すのを聞いた時は
思わずひっくり返りそうになった。

 

よく言われることだが、日本人女性の話し方の特徴は

声のトーンが異様に高い

口をあまり動かさずに話す

不明瞭な発音

声が小さい

語尾が尻すぼみ

舌足らず  etc…

毎日色々な方と話をしていると、まさしくその通りで
これだけ色々なサンプル採取が出来る環境に
感謝すら沸いてくる。

 

中華系の方と結婚し、在馬40年以上の友人は
結婚したての頃お姑さんに
「その話し方は何?もっとしっかり話しなさい。」と
よく叱られたそうだ。

友人曰く、
「中華系は、大きな声ではっきり話すのが良い、って
子供の頃から躾けられるのよ。」
と言っていたが、昔は「お淑やかな話し方(本人談)」だった彼女も
今では迫力の中華系マダム級大音量で話している。

 

ボリュームが大きければ良い、というものではないが
日本人こそ、声と話し方の教育が必要ではないかと思う。
それにはまず、「高くて明るい声が良い。」という
訳の分からない基準を外すことが必要なのだが。

 

声や話し方は、意識と訓練次第で変えられる。
いや、変えなくてはならない。
私もまだまだであるが、声の重要性に気付いてからは
日々意識と修正を心がけている。

 

高いトーンの可愛らしい声が、本当に可愛らしいのは
小学校低学年の子供まで。
いい大人が高くて可愛いトーンで話しても
残念ながら可愛くも何とも無い。
海外では、この女性は中身も小学生レベルなのかと思われるのがオチだ。

 

小学生レベルの女性と思われることは、何を意味するか。
ナメられるのである。
キツい言い方かもしれないが、その程度の女性だと思われる。
フニャフニャとした話し方も同様である。
頭の中身もフニャフニャなのだろうという印象を与える。

するとどうなるか。
良からぬ男性や
何かを搾取しようという悪意の人が寄ってきやすいのだ。
脅しでも何でもなく、私はそういう例を沢山見てきた。

 

芯のある話し方、落ち着きのある声のトーン。
それは「私は軽く扱われて良い女性ではありません。」という
強いメッセージを放つ。

日本人は自己肯定感が低いと言われるが
声にもそれが現れているように思う。
これからの時代を生きる女性は声からも
ご自分を改革していただきたいと思う。

 

 

マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana

 

 

 

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