モデル体型に憧れない人たち

先日のExchangeの折に、Les Capricesの凜さんとお話をしていて
マレーシア人の美意識についてご質問があった。

旧Blogでも綴ったことがあるが
マレーシアでは民族によって、美意識が違う。
だがひとつだけ共通していることがある。
それは、細い=美しいではない、ということ。

 

「マレーシア人」と言っても、マレーシアの主な民族構成は
マレー系、中華系、インド系であり、ひとくくりで語れない難しさがある。
あえて、マレーシア人をマレー系と限定して話を進めてみるが。

イスラム教徒であるマレー系の女性は
身体の線を見せないので、太い細いはあまり関係が無いのである。
問題は、太っても分からない服装をしているため、
無制限に太りやすいということ。

実際、健康の為にもう少し痩せたほうが良いのでは?
と、余計なおせっかいをしたくなる方も大勢いる。

 

マレー系の女性は同じアジア人とは言え
日本人よりもずっと骨格が太くしっかりしている。
身体の厚みもあり、肉感もしっかりしている方が多い。

採寸をしてみると、さほど太って見えない方も、
数値的にはびっくりするような寸法だったりする。

つくづく、体型は数値ではないのだなと思う。

 

そして、皆、自分の体型を否定しないのである。
口では「もう少し痩せなくちゃ。」「スリムで羨ましいわ。」と言いながら
本気でダイエットをしている方を、私は見たことが無い。

 

これはマレー系に限らず、全ての民族の女性を見ていて感じることだが
どんな体型であっても、体重や寸法がどうであっても
皆、気にしないのである。
「これが私なのだから、なにか?」
そんな声が聞こえてきそうだ。

 

こんな風なので、芸能人やモデルの体型に憧れることも無い。
「彼女たちは芸能人(モデル)だから
仕事のためにスタイルを維持する必要があるけど
私は今の自分がいいわ。」
彼女らは一様に口を揃えてこう言う。

 

日本にはあらゆるダイエット情報、商品、化粧品やサプリが溢れているが
「今の自分がいい」と言い切れる女性が、果たしてどれほどいるだろう。
美容に関する情報は、日本のほうが圧倒的に豊富だけれど。
「自分を肯定する力」は、マレーシアのほうが断然高い。

モデル体型でなくても、太くても細くても
私は、今の私がいい。

 

そういい切れることが、美しさの土台となる。

 

 

マレーシア クアラルンプールより愛を込めて
Nana

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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