気持ち悪くて奇妙で、堪らなく惹きつけられる

これだけは絶対!
そう決めていた映画をやっと観に行った。

伝説のロックスター、Freddie MercuryとQueenの映画
Bohemian Rhapsody
「Redio Ga Ga」をリアルタイムで聴き、
Live Aidに熱狂した世代としては
絶対に見逃せない映画である。

以前からこのBlogをお読みいただいていた方はご存知だと思うが
私は80年代ロックバカだ。

私がリアルタイムでロックバカをやっていた頃
Queenは既にBig Nameのバンドだったが
私はファンではなかった。

だが今、Queenの曲の数々を聴くと
フレディーの歌とバンドのサウンドは
決して色褪せず、時を越えて胸を打つ。
最近ではQueenのベスト版ばかり聴いていた。

そんな訳で非常に楽しみにしていた映画。
当然、普通の映画とは気合の入れ方が違う。
着ていく服にもロックらしさにこだわり
お気に入りのHard Rock Cafe CoutureのTシャツ
(翼の付いたハーレーに跨る骸骨が格好良い)
ミニスカートにハイヒール
リストバンド代わりにスワロフスキーのスレイクブレスレット
という装いの私に、一緒に行った我が家の男性陣は
「どこに行くの?」と目を剥いた。(笑)

映画館に向かう車の中でも
Queenをガンガンに流して、
私がこうなると、家族はもはや何も言えない(笑)
気分が最高に盛り上がったところで、映画が始まった。
開始から程なく「Somebody to Love」が流れたところで
私は既に泣いていた。

Queenがデビューしたのは1973年
私でさえ幼稚園児だった時代だ。
映画では70年代から80年代の時代の空気感
バンドのメンバーの絆
そしてロックに命を捧げたFreddieの生き様が描かれていた。

クライマックスの1985年 Live Aidのコンサートシーンでは
音源に当時のオリジナルサウンドが使われていることもあって
本当に涙が止まらなかった。

先月、NHKでもQueenの特集があり
NHKなどめったに見ないのだが、この時ばかりは
録画してしっかり見た。

FreddieのアップがNHKで見られるなど
時代は変わったなと思いながら見ていたが
出演者のお一人が
「Freddie Mercuryが気持ち悪いんですよね。(笑)
独特の美学があるというか。」
とコメントしていて、思わずハタと膝を打った。

そう、その気持ち悪さ。よく分かる。
気持ち悪さが癖になるとでも言うのだろうか
それこそが彼の美学であり、Freddieのカリスマ性の源だった。

Freddieの歌が、30年、40年経っても色褪せないのは
そこに彼の生き様と美学があるからだ。
人は人の生き様に触れた時、心から感動し
惹き付けられる。

独特の美学を持ったロックスターは
プリンスを最後に、もう現れていない。
今、奇妙でクレイジーで、でも堪らなく惹き付けられる
そんなスターがいないのを残念に思う。

最後に、Queenの「I want to Break Free」のPVリンクを
こちらに貼っておく。

実は公開された当時、大嫌いだったPVなのだが
今見ると、愛すべきFreddieの気持ち悪さが堪能できる。
お髭のミニスカメイドと牧神を同時に演じる
訳の分からなさが素敵だ。
ちなみに共演は、英国ロイヤルバレエ団。
色々な意味で、確かにBreak FreeなPVではないだろうか。

PVのラスト、Freddieがクネクネと階段を上がりながら
ピョコンと片脚を上げるポーズが
とても愛らしく見えてしまう私なのである。

Queen  I want to Break Free

※閲覧注意! お髭のミニスカメイドが登場します。

Freddie Mercury, you are the one that “Somebody to LOVE”.

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