ヘイズと緊急事態

ヘイズ(Heiz)という言葉をご存知だろうか。

この数週間、マレーシアの新聞トップに必ず載っている単語だが
日本語にすると「煙害」。
ボルネオ島の野焼きの煙が風に乗って
マレー半島まで到達してスモッグになる。

ヘイズが発生すると、酷い時は視界が全て、靄がかかったようになり
何となく煙臭く、目や喉がシクシクする。
喘息持ちの方などは、大変お辛いようだ。
マレーシアにも大気汚染指数があり、200以上になると
学校が休校になる。
娘の学校も、先週後半はとうとう休校になった。

 

ヘイズの時期は熱が出やすい時期でもある。
ウィルスの活動が活発になるのか
我が家も娘から始まり、一人ずつ順番に発熱し
とうとう私も熱を出してダウンした。

熱でダウンしたのは久しぶりなのだが
悲しいかな、年々回復力が落ちているのか
今回は丸三日間、使い物にならず寝込んでいた。

 

そんな中、我が家のコンドミニアムでボヤが発生。
明け方にボヤを発見して、通報のためガードハウスに走る事態となった。

 

それは18日の日曜日の明け方。

パチッ バシッという音で目覚めた私は
最初、近所の野良犬が何かしているのかと思った。
それにしては音が鳴り止まない。

不審に思い寝室のカーテンを開けると
何故か目の前が赤い。

 

何と、私の真正面20メートルくらいのところにある
倉庫の裏口付近が燃えているではないか!

 

夢かと思ったが、夢ではない。
人間あまりに驚くと、とっさに思考が停止するようだ。
とにかくセキュリティに連絡を、と思うのだが
こういう時に限って、連絡先が見つからない。

 

倉庫は住宅棟から独立しているので
すぐに危険は無いと思ったが
ヘイズの季節は大変暑く、芝生などが乾燥している。

もしも芝生や庭木に燃え移ったら
大きな被害になりかねないのだ。

 

夫はちょうど不在で、次男と娘と私だけが家にいた。
次男をたたき起こして火事だと告げ
妹を見ているように言いつけて
私はそのまま、ガードハウスに走った。

幸いセキュリティが消防署に通報後すぐに消防車が到着
火事はすぐに消し止められた。
その後の話では、どうやら不審火であったらしい。

 

私の熱はその後、何とか動けるくらいまで下がったのだが。
火事騒ぎのせいか、それともちょうど仕事が立て込んでいて
少し無理をしたせいか
週半ばに再び体調が悪くなってダウンする羽目になった。

 

それにしても、緊急事態とはいえ
寝起きのドすっぴんでガードハウスに走るとは
エレガンスもへったくれも無い。(苦笑)

後から考えると、何も自分で走らずとも
次男を走らせれば良かったのだ。
つい、自分で動いてしまう己の鉄砲玉気質に
苦笑いするしかなかった。

 

実は発熱から2週間経った今も、咳が残っており
マレーシアの風邪は、本当にやっかいだ。
まだしばらくは、氷入りの飲み物や
フルーツ厳禁の生活が続きそうだ。
(マレーシアでは、咳が出る時は氷とフルーツは厳禁と言われる。)

 

 

 

 

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