ブルーマンション宿泊記(オマケ付き)

7月に訪れたブルーマンション。

この美しき邸宅について綴ろうと思いながら
なかなかゆっくりと綴れずにいた。

ブルーマンションは通称で
建物全体が美しい藍色だからそう呼ばれているが
正式にはチョン ファッ ツィィー マンションという。

 

 

チョン ファッ ツィィー(Choeng Fatt Tze)

貧しい移民の子から、一代で大富豪へ。
そんな、映画のような人生を実際に生きた男性だ。

時は19世紀後半

 

チョン ファッ ツィィーは中国からの移民の子で
子供の頃は街頭で水売りをしていた。
だが、多くの華僑の立身出世話と同じように
彼も持ち前の商才と、恐るべきハングリー精神でのし上がり
遂には「東洋のロックフェラー」と呼ばれるようになった。

 

彼のビジネスはマレーシアのみならず、インドネシア、シンガポール
そしてもちろん中国本土と、広範囲に及び
単なるビジネスマンとしてではなく
宗主国である英国から、ペナン総領事に任命されて
外交にもその手腕を発揮したという。

この美しき邸宅は1980年代に彼の7番目の妻のために建てられ
ペナン総領事としての執務室や、大使館の役目も果たしていた。

 

正面玄関に続くホール。 正面は中国の間仕切り
シャンデリアと床のタイルはイギリス製

 

 

建物の特徴としては、何といっても東洋と西洋の美しき融合。
そして、建物のあらゆる所に仕掛けられた風水の仕掛けである。

建物の建材、家具、装飾品には
中国からは螺鈿細工、木工品、中国式の扉や家具、陶器の数々が。
英国からはヴィクトリア様式の手すりや
当時一世を風靡していたモザイクタイル
シャンデリア
曲線が美しいステンドグラスなどが取り寄せられた。

 

 

面会客のためのサロンスペース

 

東洋と西洋の美しいものを贅沢に集め
風水で纏め上げた邸宅。
それがブルーマンションなのである。

一歩足を踏み入れると、古き良き時代へと
あっという間にタイムスリップしたような感覚になる。

 

 

この邸宅の風水に関しては、数えきれないほどの仕掛けがあるのだが
特に有名なのが、こちらの中庭だ。

 

 

天地のエネルギーが交わる中庭

 

風水では水=富の象意があり
館に降り注ぐ雨をこの中庭に集めて循環させる仕掛けだ。
邸宅全体がパワースポットと言えるブルーマンションの中でも
天と地を繋ぐエネルギーが流れているとか。
特に中央の木の間が、エネルギーが強いらしい。

 

どこを取っても絵になる美しき邸宅。
観光客は1日3回のハウスツアーで内部見学が出来るが
邸宅のホテル棟に宿泊すると、1日中どこでも出入り自由である。
私は今まで2度、ハウスツアーに参加したことがあり
いつかは宿泊したいと思っていた。

 

 

今回泊まったお部屋はこちら

 

 

バスルームも植民地時代の雰囲気たっぷり。

 

 

念願かなって宿泊した
憧れのブルーマンション。
それはそれは素敵で、心から幸せであった。

 

 

 

問題がひとつ。

 

 

そう。
古い建物にありがちな、「あれ」である。

 

 

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クアラルンプールより愛をこめて
Nana

 

 

 

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