Penangの魅力

先週一人旅をしたPenang(ペナン)島

 

クアラルンプールの北西、約320Kmに位置する島である。
Penang(昔の綴りはPinang)というのはマレー語でビンロウのことだ。

ビンロウはヤシの一種の実で、
この実を石灰を塗ったキンマ(マレー語はシレー)の葉に包んで噛む嗜好品である。
今ではビンロウを噛む人は少なくなったが、
お年寄りの話しによると、軽い酩酊感を楽しめるのだそうだ。
ビンロウを噛むと唾液が真っ赤になり、
ニッと笑うと赤く染まった歯が見えて、ちょっと不気味な感じがする。
ビンロウ(Pinang)が名産の島だから、島の名前もPenangというわけだ。

Pinangの実とシレーの葉

 

 

3月にふと、一人旅をしようと思い立った時
さて、どこに行こうかと思案したが
そこで思いついたのがPenangだった。

 

実はPenangは夫の実家があるので
何度も行ったことがある。
だが、「帰省」なので、毎回親戚と地元の友人訪問
そして、夫の兄弟全員が大好きな地元のレストランの料理を
ひたすら毎日食べる、というのがパターンだった。

もっとゆっくりと、Penangを「観光」したいとずっと思っていた。
今度こそ長年の思いを叶えよう。
そうだ、Penangに行こうと思ったのはそういう訳だ。

 

 

ペナンの州都、ジョージタウンは
イギリスの植民地時代の面影を色濃く残した街であり
街全体が世界遺産に指定されている。

かつての栄光を示すコロニアル様式の建造物。
ショップハウスと呼ばれる、西洋風と中華風がミックスしたデザインの商家。
中国、インド、ヨーロッパの宗教と文化が入り混じったごちゃ混ぜ文化。

 

街全体がヘリテージでありながら
人々のリアルな生活がそこにある。
決してシンガポールのように洗練されてはおらず
むしろボロボロで薄汚い部分だらけ。
そこがジョージタウンの面白さで、小路の1本1本を覗いてみたくなる。
歴史好きの歴女であり、古い建物が大好きな私にとっては
宝箱のような街なのである。

 

 

 

東洋と西洋、過去と現在、洗練と猥雑

Penangの魅力は、それらが融合して
いかにも東南アジアらしい
混沌とした強いエネルギーを生み出しているところだ。

 

私が愛する、いかにもマレーシアらしいエネルギー。
クアラルンプールからは完全に消滅したエネルギーが
Penangにはまだ、生きている。

そんなPenangの魅力と旅行記を
少しずつご紹介していこうと思っている。

 

 

クアラルンプールより愛を込めて
Nana

 

 

 

 

 

 

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